古くから海外貿易の窓口として栄えた平戸の歴史文化について幅広く知識を問う「平戸検定」で上級試験に合格した人への認定証授与式が2月27日、 平戸市役所であった=写真。上級合格者15人のうち6人が出席し、黒田成彦市長が「平戸の歴史や魅力を、観光客や外国人にも伝えてほしい」と期待を込め た。
検定は市の委託を受けたNPO法人平戸観光ウェルカムガイドが2010年から毎年開催しており、15日に平戸市と東京で6回目の検定を実施。市内外の178人が初級、中級、上級の各試験に挑んだ。
平戸市北部公民館では、市職員約50人や佐世保市のタクシー運転手などが受験。同市草積町の平戸高では1年生29人が初級に挑戦した。出題されたのは、歴 代藩主の功績のほか、キリスト教や捕鯨の歴史、動植物に関する知識など。7割以上正解すれば合格で、今回の合格率は初級74・5%、中級40・0%、上級 57・7%だった。