平戸で(あご)とは飛び魚のことです。
平戸を代表する魚で(塩干し)や(焼きあご)として加工されます。
あごは、干し物に加工しても脂肪が少ないため味が落ちることがなく、逆に旨みが増します。
その他、あごダシ入りつゆや、粉末ダシパックなどが人気です。
平戸や生月でも、あごの加工品などを道の駅などで販売しており海の幸豊かな平戸ならではの味にふれることができます。
川内かまぼこは幕末の頃平戸で交易のあったオランダ人の食材である挽肉にヒントを得た元の漁民が魚をすりみにして食べたのが最初といわれています。
海外貿易の盛んな江戸時代に、地元の漁師が丸めて茹でられた魚で(はんぺん)を作ったことからはじまりました。
一説には、貿易時代に外国人に生魚のかわりにかまぼこにして食べさせていたのが<川内かまぼこ>の始まりともいわれています。
牛蒡餅は平戸を拠点として貿易を行っていた中国人海商、五峰王直によって製法が伝えられたといわれております。
平戸の牛蒡餅の名の由来は、かって黒砂糖のみを使って細長く作りお茶の席で切り分けていて、その形と色が牛蒡に似ていることから牛蒡餅と呼ばれるようになったといわれております。
平戸を代表するおみやげ品として用いられております。
平戸を含む松浦地区は、平安時代に牛を荷物運びに用いていたそうです。
その後、田畑の耕作に用いられるようになり、子牛の売買が始まり昭和40年頃からは、食肉用としての飼育が盛んになり農家の貴重な収入源となっていまし た。
平戸で育った牛はミネラル豊かな潮風を受けた草を食べて育つため、なめらかで柔らかい肉質、豊かな風味を持つ牛肉として全国の方から好評をいただいております。
平戸市では毎年7~10月頃(平戸和牛フェア)という市内の飲食店、宿泊施設でイベントも催しています。
平戸最南端の志々伎地区は日本有数の天然ヒラメの水揚げ高をほこります。
中でも、1キロサイズ以上のものは(平戸ヒラメおがみ)としてブランド認定され市内の飲食店やホテル、旅館で開催される「ひらめ祭り」などで賞味すること ができます。
ギュッとして脂がのり、刺身はもちろん椀物にするとコクのある味が楽しめます。
ウチワエビは伊勢エビに匹敵するほどの絶品です。
刺身のほか、天ぷらに塩ゆで味噌汁など調理法も様々に楽しめます。
新鮮な食材が入る地元では、刺身はプリプリの歯ざわりとほのかな甘みを味わった後、殻だけで良質の味噌汁のダシがとれます。
平戸はお茶の発祥の地です。
1191年臨済宗の開祖栄西禅師が中国より茶の種子を持ち帰り、平戸の千光禅寺に蒔いたのが始まりで、現在も【冨春園】としてその茶畑が残されています。
ひらどみどりはそのぎ茶をベースに当店にてバランスよくブレンドした味・色・香りともに優れたオリジナルのお茶です。
ひらどみどりは「飛鸞」・「平戸の露」の2種類のみですが、いずれも好評をいただいております。
1830年頃オランダ人により長崎に持ち込まれ、当時は「オランダいちご」とよばれていました。
現在のような品種は、明治初期にアメリカから伝わりその後、何度も品種改良を重ね、現在140種類以上の品種があります。
平戸市では【長崎さちのか】が作られています。